🎼しあわせ運べるように
「しあわせ運べるように」は、阪神・淡路大震災の直後、臼井真先生によって作詞・作曲された曲です。
この曲は、震災の復興を願う歌として神戸市の小学生をはじめ、世界各地で歌い継がれています。
震災当時、臼井先生は自宅が全壊し、1階にいたら即死だったと語っています。
震災のニュースを見て突然こみあげてきた思いをメモ帳に書き記してできた曲です。
曲の歌詞には、地震にも負けない強い心を持って、亡くなった方々のぶんも毎日を大切に生きてゆこうというメッセージが込められています。傷ついた神戸を元の姿にもどそうと、支え合う心と明日への希望を胸に、響き渡れぼくたちの歌として歌い継がれています。被災地でこの曲が歌われる際には、「神戸」の部分を「ふるさと」やその場所の地名に置き換えられています。被災地の思いは一つであり、故郷のことを思いながら歌ってほしいと願っています。
神戸市内では、各小学校をはじめ、追悼式典・ルミナリエ・成人式などで25年間歌い継がれています。
この曲は、震災を経験した人々の心に強く響き、復興のシンボル曲として多くの人々に勇気づけられています。
