さて声楽のレッスンでは先ずはじめに腹式呼吸、声の響きの集め方、のどの開け方等々、覚えていただくことが盛りだくさん😅

　なんと言っても、身体が楽器なので、どこに力をこめて、どこを脱力してなど身をもって体感していただかなくてはなりません。

　ピアノであれば、生徒さんも自分も同じ楽器を使って音を出すので条件は同じですが、声楽は声質もそれぞれ違いますし、声の高さ、口の形、大きさ、それぞれ違う条件のもと、音を出すので、いかにすれば、良い声を導き出せるか試行錯誤してお伝えします。

　ピアノなどは正しいメロディーにするためには、きちんとドレミの音階を読めるようになり、正しい鍵盤の位置も覚えなければならないので、ある程度の練習時間を要するはずです。

　それに比べて、歌はさほど練習しなくても、耳コピで歌えたりするので、器用さで色々歌えるかもしれません。

ですが、かすみのない、きれいな声になっていくには、正しい発声で日々の練習をコツコツとすることによって、声にみがきがかかって行きます。そして、レッスン中には、喉の奥をもっと開けて、腹筋しっかり支えて、響きをもっと集めてなど注文されることへ反応するのが大変でなかなかご自身の声とゆっくり向き合ってられないと思います。

正しい声の出し方などはレッスン中にやったことを振り返りながら、こうかな？と声を出してみて違うなー、じゃあ、こうかしら？など色々自分で研究していて、あーこれだ！すごく響きを感じれるわ、など発見することがあります。なので自宅での練習は非常に大切です。