演奏の前と後の大切な数秒⏳
プロの演奏家を見ていると、椅子に座ってから、目を閉じたり、空中を見上げた後、ゆっくりと鍵盤に手を乗せて、やがて演奏に入っていく、そんな姿を映像を通してでもよく見かけると思います。
また、曲にもよりますが、例えばしっとりとした曲の終わりの場合、最後の音が鳴り止んだあと、数秒、ピアニストは余韻を残すかのように、静寂の間をとったあと、ゆっくりと手を鍵盤から離すという終わり方をします。より高度な演奏を目指す上で、この演奏前と後の心がけがとても大切なことなんです。
ピアノの前の椅子に座っていきなり弾き始めたり、弾き終わりに鍵盤から手を離した途端、目をこすったり、手を鍵盤から引きずり下ろすような終わり方はよろしくないです(^.^)日々のレッスンの中で、この演奏前後の大切さを伝えていますが、発表会ステージで緊張の中、どれだけその事を覚えていてもらえるか?楽しみにしています(^o^)