正しいフォルテの出し方🎹
以前のブログで、ピアニッシモに対する指の感覚を養うちょっとした遊び?について触れさせて頂きました!
今日はフォルティッシモの出し方について、特に男の子のレッスンで最近よく気になることが多かったのでお話します^ ^
ピアノという楽器はどこから音が鳴ってる?と質問すると、小さい生徒さんは鍵盤!とだいたい答えてくれます。もう少し大きくなると、譜面台の前を指さして、ハンマーが弦を打って音が鳴っている!と見事に答えてくれる生徒さんまでいらっしゃって心強いものです✨
では、鍵盤を押した時、鍵盤がどれくらい下がった時にハンマーが弦を打つ?という質問に対してはほとんどの子が鍵盤が一番底に着いた時!と答えてくれます。
この誤解が間違ったフォルテの弾き方に繋がっていると最近レッスンでよく感じています。
昔の日本のピアノ教育ではピアノの底まで力を入れてしっかり弾く!!ことを強調してレッスンされていたそうですが、最近の研究では底まで弾くのは雑音を生むだけという認識に変わってきています。
ハンマーが弦を打つのは鍵盤を押して、だいたい上から約半分のところです。打鍵の時に鍵盤の一番底を狙うと、鍵盤が底に着くガコン!という衝撃音が混ざるので余計な雑音が混じってしまいます。
なので、正しいフォルテの出し方は鍵盤の底を狙うのではなく、鍵盤の上から半分くらいのところに底があるイメージで、そこに最大限のスピードを与える感覚で弾くと豊かでよく響く荘厳な音が出せます(^^)
こう説明すると大体今度はカスッとしたフォルテになってしまうのですが…あくまで打鍵の時は力ではなくスピードが命✨
その感覚をどう掴んでもらうか…そのトレーニングは現在開発中です笑。