ピアノを弾く時の手の形

 ピアノ初心者の生徒さんにまず教えるのは指番号、演奏の姿勢、鍵盤の中のドの場所、そして手の形。

 この中で一番大切なのが、この手の形です。
はじめに間違ったフォームで覚えてしまうとなかなか後から直すのが大変です…。
一般的には手首が下がらないように、卵をつかむような手の形で、指先をしっかり立てる!これが基本です。

 でもそれにこだわり過ぎると、今度は手首が固くなってしまいます…特に低学年くらいの生徒さんの年齢では、まだまだ指の力が弱く、指を立てることにこだわりすぎるとかえって手首がガチガチになってしまうため、「程々に」が肝心です。

 そして、ある程度弾けるようになってくると、指先を立てるのが必ずしも良いわけではありません。
これはショパンやリスト等で特に用いるテクニックですが、メロディをたっぷり歌わせたい時はむしろ指を寝かせて指の腹で弾くことによって充実した美しい響きを奏でることができます。

 例えば、20世紀を代表する伝説ピアニストのホロヴィッツは何の曲を弾く時も必ず指を寝かせて弾くことで有名です。

 もちろん人によって生まれ持った手の形、指の長さはそれぞれですから、結局のところ、弾きやすく、結果的に良い音が出ていれば、絶対この形ではないと駄目というものはありません(^^)

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